ＳＭ判定いたします

こういう仕事をしていると
「パッと見ただけでその人がＳかＭかわかるんでしょ？」などと言われることがあります。
私もＳＭに興味を持ってから９年程になりますが、そのような眼力を得るには至っておりません。まだまだ修行が必要なようです。

ただ、ひとつ言えるのは性癖としてのＳかＭ、その人がサディストなのかマゾヒストなのか判断するという話でしたら簡単です。ほとんどの人はどちらでもありません！

これは京都にあるＳＭ店とそれ以外の風俗店の数を比べたら歴然です。
ＳＭという言葉がこんなにメジャーになった今でも、実際にムチで打ったり打たれたり、ロープで縛ったり縛られたりすることに快感を覚える人はほんの少数なのです。なので、
「僕ってＳとＭどっちだと思う？」と聞かれた場合は決して
「僕って、監禁されて女王様の黄金だけ食べさせられるのが好きなタイプかな？それともかわいい女の子を縛って吊って局部にロウソクを垂らすのが好きなタイプかな？」
という意味で聞いているのではなく、
「デートの時行き先を決める方？ついていく方？」
「エッチの時舐めるのが好き？舐められるのが好き？」
くらいの意味で使っているものと思われます。
なのでそんな時には、その人の好奇心を満たしてあげる為に
「本当はＭなんじゃない？」とか言っておきます。

誰でも日常生活で、主導権を握られて心地よかったことがある、なんとなく頭が上がらない人がいるなどなにか思い当たることがあるはずなので、それを思い出してもらいます。
そんなことは絶対ないとか言う人には、今はまだ表に出てきてないだけとか、自分の弱さを素直に肯定できない時点で心に弱いところがあるってことだね！と言っておきます。

いんちき占い師みたいですが、みんな自分のことについてなんやかんや言って決め付けてもらうのが好きなのです。
「女王様にＭって言われたし、やっぱり僕って、、、」
とうまく暗示にかかったらすかさず　「やってみる？」
こうやってコツコツとＳＭ人口を増やす努力をしてるんです。わたしは。

聖水のお話し

アスパラを食べるとおしっこが臭くなるって知ってますか？
最近オーストラリア人の英会話の先生に聞いたのですがオーストラリアじゃ常識だそうです。

「じゃあ今度試してみてお客さんにかいで貰おう！」
と言うと、ホントに臭いから止めたほうがいいと言われてしまいました。

おしっこ、ここは一応女王様のコラムなので聖水と表記しておきますが、何を飲んだり、食べたりするかによって色、匂い、味などが大分変わってくるみたいです。（私は聖水を飲んだことがないのですが…）

水分をたくさん取った時などはやはり薄くなるらしく
「すごく飲みやすかったですぅ」
なんて言われたりします。

昔、いつものように、プレイで聖水を飲ませていると、
「今日はビタミン剤の取りすぎですよ」
と指摘され
「おまえは医者か！」
と、突っ込みたかったのですが、本当にお医者さんであると思われたので、素直に
「気をつけます。」
と言っておきました。

ある酒豪の女王様は酒を飲みながら聖水を飲ませているとＭ男性の顔がみるみる赤くなったそうです。
人間蒸留酒？

英会話の先生はつづけて
「パイナップルジュース飲むと精液がおいしくなるって知ってる？友達が自分で試してたからホントだよ！」
こんなに私にぴったりな先生を紹介してくれた英会話学校よありがとう！
でも「おいしい精液」って、、、なんなの？！

愛しのコレクションVol.2

前回はバラ鞭ばかりでしたが今回は一本鞭などを紹介してみます。






■黒い乗馬ムチ＝グリップにお馬さん型の金具が付いた、いかにも乗馬ムチっていうシンプルで使いやすい形状。
これを持って四つん這いのＭ男性にまたがるだけでお馬さんプレイ気分満開です。

■竹のムチ＝こちらは打って変わって長襦袢や麻縄が似合いそうな和風のムチです。
プレイじゃなくて、折檻って言って！ていう雰囲気です。

■赤の一本ムチ＝こちらもおなじみ鞭職人HIROさんがビジョナビジェリ（京都のダリアママのSMラウンジ）限定モデルとして作ったもの。
いつものものよりデコラティブなデザイン、でも使いやすさはそのままで、毎日プレイバックに入っているお気に入りの一本です。

■薄い黄色の一本ムチ＝メキシコ製の素朴な雰囲気のムチです。
これは私が長年懇意にしていただいている整体の先生のおみやげです。
整体院にSMで疲れた体を治療しに行っているのにSMの話ばっかりしています。
（なんだかなぁ）

■黒い一本ムチ＝これは先端がヘラのような形になっていて赤いのより破壊力大なのでハード好きにはオススメ！

■茶色い長いムチ＝これは象の調教に使うインド製のムチです。
３メートルあります。こちらも整体の先生にいただきました。
部屋の中では絶対使えません！ほんとに役に立たないものをありがとうございます。

これらわたくしの役に立たない鞭コレクションは、普段クローゼットの一番いい場所に陣取って、毎日邪魔な思いをしているのですが、もしこれを読んだ方で「これ使って見たい！」　と思い立ったら、是非前日までの予約で「あれ持ってきて！」　って言ってください。 普段ひまそげにしている鞭達に出番を与えてあげて下さいね

愛しのコレクションVol.1

鞭にはいろいろな素材、形があって、素敵なのを見つけると、ついつい買ってしまうのですが、実際のプレイの時によく使うのはほんの２、３本になっているが現状です。

私のプレイバッグを鞭だけでいっぱいにして持っていけたら、、、なんて夢見たりしているのですが、そんなステキなＭ男性はなかなか現れないようです。

神様はどうやら私が腱鞘炎で苦しまないように取り計らって下さっているみたいです。
今回はわたくし自慢のあまり役に立っていない鞭コレクションを紹介します。




■ピンクのムチ＝ピンクに染めたウサギの毛皮を使ったもので、殺傷能力ゼロのかわいいだけが取り柄の役立たずなコです。

■黒い毛皮のムチ＝これはサンフランシスコで買ってきたもので、黒いミンクの毛皮から細い革の房がのびている蛸みたいなデザインのムチです。
海外のボンテージコミックでよくこんな形のものを見かけました。
意外と使いやすくて、かわいいのでお気に入りの一本です。

■グリップが豹柄のムチ＝これは鞭職人ＨＩＲＯさんの工房で長さ、素材、柄をオーダーで作ってもらったものです。
ほどよい重さとシンプルな形でとても使い易くこの中で一番愛用しています。

■赤と黒のムチ＝これは房に赤と黒の革が表裏に張ってあって、ところどころ切込みがはいり飾りになっています。すごくカッコイイのですが、それにより全体がずっしりと重く、振り下ろすのが困難な上にバラムチのくせにかなりの殺傷能力を発揮してくれてしまうので、あまり役に立っていません。

■真っ黒いムチ＝これは房の部分が馬の尻尾で出来ていて、普通の革のものとは違った刺すような痛みが感じられる、ステキな逸品なのですが、細い馬の毛の扱いが大変でやっぱり役に立っていません。

■赤く染めたきつねの尻尾のついたムチ＝これは見た目からして大分変わった形ですね。きつねの毛皮の部分でこちょこちょしたり、黒い革の房の部分でぺちぺちしたりと、アメとムチを両方兼ね備えたステキなムチなのですが、毛皮の部分が汚れてしまうのが嫌なので、やっぱりあまり役に立ってません。

来週もムチ自慢をします。つづく