心を見破った先輩
こんにちはラミィです。コラムなぞ書いてみることになりました。どうぞよろしくお願いします。
今回はSMと初めて出会った高校生の頃のお話です。
「これ好きそうだからあげる。」
ある日、バイト先の女の先輩にコンビニの薄暗いスタッフルームで一冊の本を貰いました。
『花と蛇』表紙に艶やかな着物の女性が吊られているイラストがある愛蔵版のずっしりとした本でした。
どちらかと言うとショートカットでボーイッシュな印象の先輩とは正反対の雰囲気の本が凄く奇妙に感じたのを覚えています。
もちろんSMに興味があるなどといった話はしなかったはずなのですが…
その頃、私はフランスのエロティックな文学「マルキ・ド・サド」や「ジョルジュ・バタイユ」に夢中でした。
そんなことを見破った上、未来まで予言したかのように彼女は私にそんなプレゼントをしたのでした。
その先輩は感想を求めるでもなく私が本を読み終える頃にはバイトを辞めてしまったようでした。
それから時が流れ、今では私に会いに来てくれる方々の欲望や妄想を見抜き、共有する仕事をしていますが、相手の気持ちがわからなかったり自分の気持ちがうまく表現できなかったりすることも度々で、あのとき先輩にきいておけばよかったのにと悔やんでいるのです。
「ねえ先輩、どうして私がSMに興味があるとわっかたのですか?」
今回はSMと初めて出会った高校生の頃のお話です。
「これ好きそうだからあげる。」
ある日、バイト先の女の先輩にコンビニの薄暗いスタッフルームで一冊の本を貰いました。
『花と蛇』表紙に艶やかな着物の女性が吊られているイラストがある愛蔵版のずっしりとした本でした。
どちらかと言うとショートカットでボーイッシュな印象の先輩とは正反対の雰囲気の本が凄く奇妙に感じたのを覚えています。
もちろんSMに興味があるなどといった話はしなかったはずなのですが…
その頃、私はフランスのエロティックな文学「マルキ・ド・サド」や「ジョルジュ・バタイユ」に夢中でした。
そんなことを見破った上、未来まで予言したかのように彼女は私にそんなプレゼントをしたのでした。
その先輩は感想を求めるでもなく私が本を読み終える頃にはバイトを辞めてしまったようでした。
それから時が流れ、今では私に会いに来てくれる方々の欲望や妄想を見抜き、共有する仕事をしていますが、相手の気持ちがわからなかったり自分の気持ちがうまく表現できなかったりすることも度々で、あのとき先輩にきいておけばよかったのにと悔やんでいるのです。
「ねえ先輩、どうして私がSMに興味があるとわっかたのですか?」